歯周病の治療

歯周病治療の考え方

歯周病には様々な方法が確立されてきていますが、病気の進行状況や患者の希望に合わせて治療を選択することになります。最も大切なのは患者自身の理解と協力であると言われています。専門用語でコンプライアンスと呼ばれているものです。勿論、患者の意識を高めるのは医師の仕事のうちです。

外科処置か非外科処置か

歯周病治療は大きく分けて外科的な処置か、そうではないものに大別されます。歯周ポケットが既に深く(5ミリ以上)、出血を伴うような活動期とされる歯周病の場合は、外科処置が選択されることが多いようです。
逆に歯周ポケットが比較的浅く(4〜5ミリ未満)、出血が見られない場合は非外科処置で対応するようです。患者の希望や性格、年齢なども考慮されるでしょう。

外科処置

外科処置には、歯肉除去手術と再生法(GTR法、エムドゲイン)があります。
歯肉を除去して歯周ポケットを小さくするのが歯肉除去手術ですが、結果として歯が長く見えてしまうという審美的なデメリットがあります。
歯と歯肉の結合組織を再生させて歯周ポケットを小さくするのが再生法です。審美的に見ると再生法が理想的ですが、適応に限界があるようです。

非外科処置

歯周病の進行がそれ程でない場合は、手術をしない選択もあります。歯周ポケット内の清掃、抗生物質などの薬物治療、レーザー治療、ブラッシングの指導などにより歯周病の進行を食い止め、歯周ポケットを小さくします。勿論、外科処置と非外科処置を組み合わせて治療するケースも多いでしょう。